いろいろな車に試乗してみようということで、ホンダとマツダに行ってきました。
試乗コース自体とても短くアクセルフィールやブレーキのフィーリングなどしかわかりませんでしたが、初乗りで感じた印象をまとめてみました。
■HONDA Vezel Hybrid XL(ヴェゼルハイブリッド)
モーター走行時はとても静かです。それが当たり前になるとエンジンがかかった時に
煩いと感じます。しかも直噴エンジンがVTECとは思えないほどがさつなエンジン音で
それが室内に入り込んでくるとげんなりします。
Sportsモードにするとエンジンが自動的にかかり、さらにかなり1速1速高回転までひっぱります。
1.5Lエンジンとは思えない加速をしますが、その代償として、エンジン音が・・・。
官能的なエンジン音ならともかく、ありゃ厳しいです。
しかし、DCTはさすがの滑らかさとダイレクト感です。
シフトショックもとても少なく、CVTのような滑る感覚もなく、アクセル操作と回転数やスピードが
大体イコールになる感じはとても制御し易いです。
ハンドルはやや軽めな印象で、最悪なのはブレーキ。
とんでもないカックンブレーキで軽く踏んだだけで、車がカックンカックンします。
信号で停車するのにもあまりにもブレーキの効く幅が少なく、かつピーキーなのでショック無く止まるのにもかなりの慣れが必要になってくるかと。
それと、マニュアルシフト(パドルシフト)でギアを変速させると、UP側はそこそこラグもなく
変速してくれるのですが、DOWNが感覚的に操作から1秒のラグを必要とします。
これまたエンジンブレーキに使おうとすると、必要なエンジンブレーキを得るまでに
えらい距離を走っていますので、これまた慣れが必要な感じがしました。
街乗りで18Lほどの燃費だったので、さすがハイブリッドと思いました。
フィットベースとは思えない内装の質感も非常に良かったです。
個人的には65点というところでしょうか。
■MAZDA AXELA Sports 20STL(アクセラスポーツ)
質感は200万円の車にしては非常に頑張っていると思います。
しっかりとプラスチックかぱっと見わからないようなデザインや加工が施されており、高級感を漂わせています。
HUD着きでしたが、店員が調整してくれたので微妙に位置があっておらずよく見えませんでしたが、
視線の移動が少ない状態で車速などの情報が判断できるのは非常に見やすいです。
ただ、視線の移動が少ないせいでチラチラ気になって目が行ってしまうのもあるので
一長一短でしょうか。それで注意が逸れてしまっては元も子もないので。
6ATの変速ショックがいかがなものか懸念していましたが、1速→2速にやや段付き感は
あるものの、そこから先は非常にスムーズに変速していきます。
オルガン式ペダルも、足の裏全体で操作ができるので思った以上に操作がしやすかったのには
驚きました。足の指の付け根で操作するよりも、狙った速度での固定がしやすかったです。
DCTに比べればダイレクト感は薄れてしまいますが、それでもCVTに比べ格段にダイレクトです。
ブレーキもヴェゼルと異なり、軽く踏めば弱く効き、奥まで踏み込めば強くブレーキがかかるという
至極当たり前の操作性でとても操作がし易いブレーキでした。
更に感動したのは、後輪のサスペンションのしなやかさです。荒れた路面でも、独立した後輪が
衝撃をそれぞれがコトコトコトと動作をしていなしてくれます。トーションビームでは、両輪くっついていますので、車体ごと揺れてしまいます。マルチリンクのアクセラは車体ごと揺れることなく、うまく逃しきれていました。
当然、衝撃が大きくなりサスペンションだけでは逃がしきれなくなれば車体も揺れてしまうのは高級車でもおなじですが。
ただ、デザインのせいか全体的に見切りがわるく、閉鎖感もあります。
シートは包まれ感があり、すわり心地は非常にいいのですが。。。
ボディサイズもかなり大きめのため死角なども生まれやすく、なれるまでは細い道などかなり気を使うかもしれません。
マツコ(マツダコネクト)については全然いじれなかったので評価出来ませんでしたが、
BOSEはそこそこにいい音を鳴らしていました。価格差を考えるとデッドニング+スピーカー交換
のほうが、経済手的かつ更にいい音を手に入れられるように思いますが。
個人的には80点というところでしょうか。
近いうちにまたいろいろと試乗してみたいと思います。